電気歯髄診断器および電導性糊剤


本研究 に お い て用 い た 根管治療歯髄診断器 Malek社 製”D entotestTB-08″お よびAnalyticTechnology社製”PulpTester”は 図1,2に 示 す とお りで あ る。
“D entotest”の 最大 目盛は10,”PulpTester”の 最大 目盛 は80で ある。電気歯髄診断器の関電極 と歯牙 との問の霞導性を高めるため一般に糊剤が用 い られ るが,本 研究においては2種 のペ ース トを使用 した。一 つは臨床 で手近な もの として図3Aに 示 す ライオ ソ株式会社製 こどもはみが き を 取 り上げ,も う一 つは より良い電導性を期待 し,心 電図用 として使用 されている図3Bに 示 す 日本光電工業社製 カルジオ クリームを用いた。 カル ジオ クリームはステ ア リン酸 などの脂肪酸 に3.5%のNaClを 加えるこ とに よ り電導性を向上 させ た電極糊 とされてい る。

測定方法
測定は,被 検 歯を清掃,水 洗,乾 燥後,簡 易 防湿 し,電導性糊剤 を少丑付着 させた関電極先端を被検歯 の唇面の上 において,歯 齪縁 か ら約2mm切 端方向の位置に接触させて行 った。被検歯 の刺激 に対す る検査 は,予 め他の健全歯 において訓練 した後行 った。 また,ア ルジネート印象材に よる全顎 印象採得後,模 型を調製 し模型上において臨床的歯冠高径 もあわせ て計測 した。

歯根形成程 度の分類
歯根形成程度の分類 に当た っては,自 家考案 のX線 規格歯科ポータブル式X線装置を用いて撮影 したX線 写真に より,以 下の3段 階に分類 した。すなわ ち図4に 示す ように,歯 根形成1と は根端孔が根端 に向か って漏斗状 に開口 してい るもの とした。本群に分類 された ものは58歯 であ った。歯 根形成Hと は根端孔 が根管壁 とほぼ平行 かないしはやや狭窄 して開 口し歯根長 は未だ完成 していない もの とした。本群 に分類 された ものは51歯 であ った。歯根形成皿 とは歯根長 はほぼ完成 しているが根端孔はまだ完全 に狭窄 していないもの とした。本群 に分類 され たのは60歯 であ った。