まずエアースケーラーの
基本的なことからです。
エアースケーラーが主に使用
されるのは、現在も歯肉縁上歯石の
スケーリングです。
超音波スケーラー 歯石除去が、
ペリオ、縁下の歯石・歯垢の除去やバイオフィルムの破壊
にも同等に大変活躍しているのを考えますと、
使用方法が限られていますね。
そして、その原理は圧窄空気で発生するエネルギーを回転力に変えて、
これをハンドピース内で振動に変換しています。
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3H®歯科用エアースケーラー-KaVo MULTlflex LUXカップリング対応
エアースケーラーの主な使用が縁上の理由
エアースケーラーが主に使用されるのが、
現在も歯肉縁上の歯石のスケーリングである理由の一つは
その操作方法にあります。
パワー設定がダイヤルなどではできず、
フットスイッチの踏み込み加減でしなければならないためです。
先日、ある先生方の勉強に招かれ、
超音波スケーラーや超音波チップのことを話し、
その後、懇親会で意見を交わしたりしましたが、
その際も、
「どうしてもフットスイッチの踏み込み加減でパワーを決めるので、
目一杯踏み込むことになってしまう」
と仰ってました。
当然、目一杯踏み込めばそれだけ、
超音波チップが大きな動きをします。
エアースケーラーは1秒間に3千回の振動と
元々超音波スケーラーの10分の一ですが、
この目一杯踏み込むというのはあまりよくありません。